The Aussies 2019
今回はまたまたライフセービングネタに戻りまして、1年で1番大きな大会でもある全豪選手権が先日行われ、出場してきたので、その備忘録となります。
全豪選手権
Australian Surf Lifesaving Championships
はYouth 2日間、Masters 2日間、Open 5日間にも及ぶオーストラリアNO.1 を決める大会です。
知る人ぞ知る、Nutri-Grainシリーズ戦よりもさらに賞賛される、100年以上も歴史のある大会です。
その全豪でのアイアンマン・アイアンウーマンでの優勝は、国内外のトップアイアンマン・アイアンウーマンアスリート達さえも憧れる程。
そんな大会に4回目の出場をしてきました。
ブロードビーチ一帯で行われた大会は、オープン1日目から自身の背丈をも超える高さの波🌊と、北(左方向)向きの川のような激流💨。女子のエリアは朝から待機待機待機で結局1レースもすることなく終了。
2日目はさらに風も朝から強く、波もサイズアップ。
しかしスイム競技とボードレース予選だけは決行。
流れが強すぎるため、本来50mほど離れたところにあるゴールラインの真横にスタートラインが設けられ、レース開始。
予定を大幅にオーバーしていることもあり、いつもは各ヒート10人ずつが次のレースに進めるところ、たったの6人という狭き門。
そしていざレーススタート。
ポッピングというスキルで波を越え、波を越え、波を越え、波を越え…ロールオーバーというスキルで波をくぐり…ようやく沖に出た!周りを見ると4番目!
よし!このまま行くぞ!
沖に設置された3つのブイを周り、うねりをキャッチ!…し損ね、振り向くと完全にあかんやつ。(場所が悪く波の崩れる真下に入ってしまう)
すぐさまストラップをがっしりと掴み、めいいっぱい後ろに下がったが、身体は海底へ、ボードは空へと向かおうとする。
これを離したら終わり。準々決勝へも行けない、泳いで帰らなければいけない。そもそも流れが強すぎてボードと一緒にゴールするのは不可能なため失格確定。
ボードと一緒にぐるぐるにされながらもなんとか死守。しかし後ろから2人に追いつかれ、ギリギリの6番でゴール。
コンペキャップ(チームキャップ)は歪み、キャップの下で髪は暴れ、まかれ汁を放出(鼻から入った海水が再び出てくる現象)しながらのゴール。
いつも思うのですが、トップ選手達はなぜあんなに美しいレース姿を見せられるのでしょうか?
いろんな選手のいろんな写真を見てきましたが、まばゆいぐらいに美しい。最高にカッコいい。
もう、それすらも勝てないわ。屈服
そしてそのあと2日間はノースキラビーチに女子とU17だけ会場変更するのです…つづく