LIFESAVING vol.2
デカ波に木っ端微塵にされました、遥です。
前回は、ライフセーバーの役割について、簡単にですがお話しさせて頂きました。
今回は前回少し触れた、ライフセービングスポーツについてです。
1番よく知られているのが、ビーチフラッグスではないでしょうか?
ライフセービングの大会は、プール、ビーチ、オーシャンの3つのフィールドで行われます。
それぞれの競技が、レスキュー機材などを用いたレースとなっており、まさに、ライフセービングならではの競技と言えます。
私がオーストラリアで行なっているトレーニングはオーシャン競技に向けたものです。
個人種目は4種目
・スイム
・ボード(手漕ぎのパドルボード)
・サーフスキー(カヤックのようにパドルを使って漕ぐもの)
・アイアンマン(スイム、ボード、スキーを1人で行う)
ビーチに設けられたスタートラインからスタートし、沖に浮かぶブイを周って、ビーチに設けられたゴールラインにゴールインする、シンプルなレースです。
シンプルなレースではありますが、海という常に状況の変化するフィールドでのレースは、とても難しいもので、波だけでなく風や流れをも読んでレースに挑まなければなりません。
もちろん、波、風、流れに対するスキルは必須です。
そして、チーム種目がいくつかあるのですが、その中でも救助を意識した形のものがあります。これこそライフセービングならでは!
レスキューチューブレスキュー
溺者役のスイマーが正面沖にあるブイまで泳ぎ、到着したら手をあげる
→レスキュアー役のスイマーが、レスキューチューブ(救助器材の一つ。別の回で説明します)と、フィン(足ヒレ)を装備し、ブイで待つスイマーを迎えに行く
→レスキューチューブを溺者役スイマーに装着、レスキュアーは引っ張って泳いでビーチへ戻る
→波打ち際〜腰丈の位置で2人のドラッガーが待機
→ドラッガーに溺者役スイマーを引き渡し、ゴールラインまで運んでゴール
ボードレスキュー
溺者役のスイマーが正面沖にあるブイまで泳ぎ、到着したら手をあげる
→レスキュアー役がボードで溺者役スイマーのもとへ向かう
→タンデム(2人乗り)でビーチに向かってパドルし、ゴールラインまで走ってゴール
このほかには、
・タップリンリレー(アイアンマンの3種目を1人ずつが行う。日本ではランナーを加えて4人)
・ボードリレー(3人でボードレースをリレー形式に行う)
・サーフスキーリレー(3人でスキーレースをリレー形式に行う)日本では無い
・サーフチーム(4人が同時にサーフレースを行い、上位から得点がふりわけられ、その合計得点の多いチームが勝ち)日本では無い
これが主なオーシャン競技の種目となります。
意外とボリュームがあると感じていただけましたでしょうか?
それぞれの競技内容を詳しくお話しするととても収まりきらないので、簡単ではありますが、これが、
ライフセービングスポーツ
なのです…!
今回は少し長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました‼︎
というわけで、又明日から1週間頑張りましょう🤟😎