WORK~お仕事事情~
ライフセービングネタを離れまして、オーストラリアのお仕事事情について!
オーストラリアは時給が高いから稼げる?
オージースタイルだから余裕っしょ?
色々な情報が入り混じり結局のところどうなの?と思う方が多いのではないでしょうか?
今回は私の経験した(働いている職場)を例に、紹介させていただきます。
私の初めての職場はゴールドコーストハイウェイ沿いにあるBSカーウォッシュ
とても気さくで、でもちょっと恐いオージーボス。ニュージーランド人、日本人、フィリピン人、ブラジル人のスーパーバイザーとさらに多国籍なワーカー達。
基本的に女子ワーカーはウィンドウとボディ拭き。男子はバキュームとタイヤ拭きとその他ディテール系もしくはウォッシュベイ(洗い場)。をひたすら!
そう、一日中ウィンドウ拭きかボディ拭きさせられてるだけ!しかも、ウィンドウタオルはイケてないタオルで、汚い車だと何回やり直しても綺麗にならない。スーパーバイザーに呼ばれやり直し、次の車が終わってもまたスーパーバイザーに呼ばれ…の繰り返し。
1時間もやれば完全に飽きて集中力も切れる。
そんなお仕事でした。
実際は徐々に違う作業にも手を出してたので、女子でありながらオールマイティにこなすワーカーとして、可愛がってもらいましたが✌️
そして気になるお給料は時給$17!
そんなに悪くないね〜なんてその時は思ってました。
これが後にTAX地獄に堕ちるとはその時は知る由もなく…(そのお話はまた)
そして、5ヶ月ほど働いて、セカンドビザ取得のためファームへ。(ファームについても後日)
ファームから生還後、またBSで働くべく、帰ってきたよ〜と挨拶へ行ったらなんと…かつてのボスの姿はなく、なんとインディアンが偉そうにしているではないか。
ほんの4ヶ月前まで一緒に働いていたワーカー、スーパーバイザー達の姿もほとんどなく、インディアンが数人。仲良くしていただいた日本人スーパーバイザーの方の話によると、インディアンボスに変わってから、今まで居た良いワーカーはみんな辞めてしまったと。
とりあえず仕事が見つかるまでは良いか、と働くことに。しかし、給料を見ると時給$15。何故?
そう、ここでとっくに落とし穴にはまってしまっていたことに気づいたのです。前回のボスの時はTAXが引かれていなかった…!(そのお話はまた)
と言うわけで、$15でのお仕事。周りはほとんどインディアン。彼らは人間として腐っていました。
全インディアンがそうではないと思います。しかし、あそこにいたインディアン達は、お客の車から$コイン、サングラス、ジッポなどなど、友人と私が目撃しただけでもそれだけもの窃盗を仕事中に行なっていたのです。
そして仕事は雑なんてもんじゃない。
真面目に働くのがバカらしく思えてきました。
低賃金に、インディアンストレス。とうとう耐えきれず、別のHカーウォッシュへと乗り換えました。(笑)
それが現在の職場。
なんとレベルの高いカーウォッシュなのかと感動しました。
全員がオールマイティに仕事をこなす。テキパキ動いて無駄がない。時給$23!
もちろんオージーボス、オージー、日本人、フランス人、ニュージーランド人…多国籍だけどまとまりのあるチームといった感じ。
ここでなんとも素敵なストレスフリーな6ヶ月を過ごし、別店舗サウスポート店へと異動。(ワーホリだった私は同一雇用主の元では6ヶ月しか働けませんでした)
そして異動先で悲劇再来。
なんとボス(マネージャーとアシスタントマネージャー)が辞めてしまったため、急遽ブリズベンから来た新しいボスがなんとインディアン。彼は、人としてはとても優しい、良い人です。が、全くと言ってマネジメントが出来ない。スーパーバイザー達のクウォリティの低さ。ワーカー達は指示待ち人間。同じ会社と思えないほど酷い環境に愕然。
ここでの6ヶ月は本当にしんどかったです。
そして6ヶ月の満期を終え、無事学生ビザに切り替えられた私は前回の店舗へ返り咲き、現在へと至ります。
現在も仕事でのストレスは多少なりとありますが、それまでのことを考えると、それほど大したものではなく、楽しく仕事をしています。
立場もスーパーバイザーとなり、日本人のトライアルをすることもしばしばあります。そして思うことがかなりあるのでここに綴りたいと思ったのがこのテーマにした経緯です。
オーストラリアだからといって、適当な仕事なんて一切ありません。
相手(お客)はオーストラリア人ですが、適当な仕事は通用しません。かなりの確率でクレームを受けます…
日本にいる頃から学生と関わることの多かった私ですが、年々増している宇宙人度に驚きます。
遅刻欠席当たり前。
楽に仕事する事だけを考える。
自分が良ければそれでよし。
そんな彼ら、
挨拶返事はもちろんできません。
それで仕事がしたいと言ってくるんです。今の職場は割と賃金も良い方なので、そう言った輩が多いのかもしれませんが、もし入れたとしても、使ってもらえるかは別の話です。
実際、天気が悪く忙しくない日はシフトに入っていてもカットされることがあります。早く返される日もあります。もちろん使えない人間が真っ先に。
決して甘い世界ではないんです。
ほかの職種は知りませんが、少なくとも私の職場は厳しい方だと思います。
冒頭での
オーストラリアは時給が高いから稼げる?
オージースタイルだから余裕っしょ?
に対する答えはもうお分かりかと思います。
日本となんら変わらない。一生懸命働く人間は稼げるし、決して楽ではない。
ということです。
しかし、時給$23といっても、ディナープレートが$20〜$50したりするので、それを考えると高時給とは言えないですね。
ローカルレストランなどで働けたら、週末、祝日は時給アップとか、年末年始は時給3倍になったりとか…
そんな高待遇な職場を見つけられたらラッキーなだけで、まず英語が話せなければ厳しい。
結果、甘くないんです。